酪酸菌とは
最近テレビやSNSなどで耳にする事が増えてきた酪酸菌(らくさんきん)。
乳酸菌やビフィズス菌なんかは結構前からいろんな商品に書いてあったりしましたけど、酪酸菌って何なんだろう。
気になりましたので、調べてみました!!
人の腸内に常在してる!!
酪酸菌は人の腸内に住んでる菌とのこと!
でも全員ではなく、人口の10~20%の人に見られるのだとか。
ヨーグルトなんかに入ってる乳酸菌を食べると胃酸で死んでしまうと聞いたことがありますが、酪酸菌は胃酸にも強いんですと!!
しかも耐熱性もあって、80℃で30分、90℃で20分、100℃で5分ていどであれば生存するらしい!!
生命力の強い菌なんですね!
※ミヤリサン製薬株式会社のHP参照(http://www.miyarisan.com/profile.htm)
酪酸菌とは総称
酪酸菌は腸に届いた食物繊維を発酵・分解して「酪酸」を作る細菌の総称とのこと。
という事は「酪酸菌はこれ!」っていうものは無くて、食物繊維を発酵・分解して酪酸を作る菌は全て酪酸菌と呼ばれるってことか。
なるほど~。菌の世界は奥が深いですね。
酪酸を作り出せるのは酪酸菌だけとの事ですので、酪酸そのものはメリットしかないみたいで、人の体内にもともと住んでるくらいだからデメリットは無いみたいです!
摂りすぎはダメでしょうけど、これは全ての食品に言えますよね。
※株式会社メタボリックのHP参照(https://www.mdc.co.jp/content/)
期待出来る効果
一番気になるのはこの部分。摂取して意味が無ければわざわざ商品を買ったりしなくて良いですよね。
酪酸菌に期待できる効果は4つあるようです!!
①整腸効果
酪酸菌が作り出す酪酸は腸内を弱酸性にしてくれる!
弱酸性にすることで、腸内にある悪玉菌の発育を抑制し、善玉菌が住みやすい環境を作ってくれます。
腸内が弱酸性になることによって、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルの吸収性が上がり、ミネラル不足を補うこともできると言われているそう。
②下痢・便秘になりにくくなる
整腸効果が期待できるだけに、下痢や便秘にもなりにくく!!
腸内環境の悪化が原因でおこる下痢や便秘、腹痛や腹部膨満感、過敏性腸症候群などに対して病院や薬局で出される整腸剤がありますが、この整腸剤にも酪酸菌が入っているものもあるんだとか!!
薬にも入れられるだけあって、期待はかなり出来ると思います!!
③免疫力があがる
酪酸は短鎖脂肪酸の1つです。
短鎖脂肪酸とは、脂を構成する成分のひとつで、数個から数十個の炭素が鎖のように繋がった構造をしています。
そのうち炭素の数が6個以下のものが短鎖脂肪酸と呼ばれ、酪酸もその1つ。
そしてその短鎖脂肪酸には、最近の研究で分かってきた事があり、病原菌やウイルスなどの外敵の侵入を防いだり、アレルギーなどの反応を抑制したりする免疫機能としての働きがあるということ!
もしかしたらコロナにも有効かも??
④太りにくくなる
腸内細菌のバランスと肥満には関連があると考えられているそうです!!
腸内環境が悪化する事で、脂肪を吸収しやすくする菌が増えてしまい太ってしまう、太ってしまう事でさらに腸内環境が悪化する、という悪循環が始まるそうな。
ダイエットする為に運動するという人がほとんどかと思いますが、まずは腸内環境を整えることから始めるべきかもしれません!!
私も絶賛ダイエット中ですので、とても参考になる!
まとめ
酪酸菌に期待できる効果がこんなに多くて、しかも嬉しい効果ばかりとは…
期待出来る効果をまとめると
- 整腸効果
- 下痢や便秘になりにくい
- 免疫力があがる
- 太りにくくなる
この4つ。
酪酸菌を摂取することで、いろんな相乗効果がありその相乗効果によって4つが期待できます。
酪酸菌のサプリメントに頼るのもいいですが、食事で育てることもできます!
人工の10~20%の人しか常在していないとの事でしたので、まずは酪酸菌を腸内に住まわせる所から始めるべきかな??
サプリメントで酪酸菌を腸内に住まわせて、普段の食事で酪酸菌を育てる。
なんだか育成ゲームみたいですが、食物繊維の多い食べ物(豆類や野菜、果物、海藻など)をたくさん食べて、酪酸菌にエサをあげる。
こうする事で腸内環境の改善をおこなう!
私も今日から実践していこうと思います♪